2017年06月19日

働かないふたり 11 吉田 覚 (新潮社BUNCH COMICS)


すばらしい。またいろいろと突き抜けた感じがありますね。
ニートの兄妹とそのまわりのユカイな仲間たちの日常ショート。
11巻は話がいろいろと進んだ。ニート兄の友だちの丸山とその家族の話、妹の友だちのユキちゃん一家の話。ここいらがページ多め。
でもそれよりも個人的には兄妹の父親の会社のOLさんと兄の出会いですね。もともと接点はあったんですけどはじめてちゃんと会って話をしてって、なんだかそれだけのことなのに「うぉおおおおお」ってなるのは不思議ですね。というか、それだけこのマンガの登場人物たちに夢中ってことっすか。
あとはアップ時に女性陣をかわいく描くようになったね。前巻くらいから画風もちょっと変わったけどこれがまたいい。

ここしばらくは、かなり思いきってシモネタにふったのとか、描きたいものを描いておられておれは好感。amazonでシモネタアレルギーの方にダメを出されていたけど、おれは好感。とくにおたふく風邪明けに描かれたかなり思いきった超巨乳キャラはおもしろかった。突き抜けた感がスゴイ。「描いちゃったもんねー」感というか。

相変わらず単行本特典としてシールを封入してるのもエライなあ。(しかしぶっちゃけこのシールのニーズはどんなもんやろか)



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2017年06月18日

美しい犬 上 オオイシヒロト ハジメ (秋田書店 少年チャンピオン・コミックスエクストラ)


ハジメという原作者が「バーナード嬢曰く。」「ヨルとネル」「オンノジ」などの施川ユウキさんということで決めました。作画の人はわかりませんけど、1巻ジャケットの「これでもか」って巨乳も決め手にはなってます。あと「上巻」ってのも次で終わるのも大きいね。

表紙の絵以上にエロい内容でしたよ。

平凡な少年。失踪した同級生の事件を期にエロいことが立て続けに起こるようになってる何故か?ってあらすじでもないと思いますがこんな感じ。
なるほど施川ユウキ氏の絵じゃできないエロさやな。たとえば、1巻表紙の爆乳子ちゃんは副乳らしいのよ。そこを見せてあげようかっていったら全部みせなきゃならないから目をつぶらせて手を添えてそこを触らせるってシーンとかな。

上巻はそういう雰囲気のあるイミフなエロシーンばかりで童貞の主人公が翻弄されっぱなしなのですべての謎があきらかになるとあとがきで原作者がおっしゃってるように下巻を読まないとなんともかんとも。
そいでもって1番エロいシーンが「美しい犬」とのものってのもどうじゃ?

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2017年06月17日

初恋防衛軍 1 堀 祐介 (小学館サンデーうぇぶりSSC)



ジャケ買い。ラブコメなんだけどかなりぶっ飛んだ話。
「恋の行方が想像を凌駕し続けるSF初恋サスペンス」だそうで。どこまでネタをバラしていいのかわからない。
ただ、結論めいた最大限のネタバレをさせていただくとイマイチ。
いろいろなネタの謎解き的なものはないのはまあいいわ。「そういうもの」で進行してるマンガ(すべての創作)がほとんどだし。だけど、それらのネタをろくに処理してないのに次から次へと先に新規設定がかぶさっていってよくわからなくなる。それがぶっちゃけ「想像を凌駕し続ける〜」の正体。
それらの謎や行き着く先はきちんと決まっているんだろうけど、その順序や手順がアタマ悪すぎるみたいな。

「考えてみれば簡単な話だ。」1巻の終盤の主人公のセリフです。ただ、このカンタンは日本人の9割が「最初に」すぐに思いつく「カンタンな話」なんですよね。それを主人公は延々と気がつかない。バカという設定もちょっとあるのかもしれないし、事態が急変しすぎて混乱していたという言い訳も考えようとすればできる。ただ、バカすぎだろ。
そして恐ろしいことに、「それ」は序盤ではやってはいけないことだったんですよ。なぜなら「それ」をやったら主人公は死んでいた(ぶっちゃけ殺されていた)から。
そういうことを「偶然やってなかった」にしたらダメじゃない?そしてなぜ突然「それ」に気がついたかはわからないんだよ。そりゃあ日本人の9割が気がつくことだし、ひらめいても仕方ないんだけどその予兆とかもなにもないってなあ。そういうところは読んでて非常にシラケる。

あと、作画。モノの質感がおかしい。ま、ぶっちゃけかなりアレなんですけどすごくがんばって描かれている。でも、いくつかその作画はダメだろって背景とか小道具があるんだよな。
たとえば布団、たとえば封筒、虫。そして人間との大小の割合も怪しいところが非常に多い。
キャラもなあ。ほぼ主人公と彼女のふたりで展開する話だけど、彼女というキャラが掴みづらい。掴みづらいすなわち魅力が薄い。これもわりと致命的。今後の意表を突く展開のためにあえてそうしてるのかもしれないのであまりつっつくのもなんだけど。

でもまあそれより話だよなあ。2巻どうしようかなあ。


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2017年06月16日

アヴァルト(5) >光永 康則 (講談社 シリウスKC)


5巻にしてさらに白熱してくるってどんだけよ。おもしろいおもしろいおもしろい。3回書くほどおもしろい。
RPGみたいな中世ファンタジーってのはあちこちにあふれてますけど、中世ファンタジーみたいなRPGのマンガってあまりなさそう。本作はそれなんだよな。
不条理なゲームの世界でちゃんと死んだり血なまぐさい事が次々と起こり、その「バグ」として生まれた神と戦うという(ごめんねサラリとネタバレして)展開。
複雑な設定を経て、全開でこの世界の戦いの火蓋が切って落とされた感のあるのが5巻。いろいろなフォーカスがピタリと合う。この気持ちよさったらないね。ココまで読んでてよかった。
未読の方はここまで読んでからいろいろ判断しましょう。1巻だけでの相当インパクトはあるんですが3巻あたりでちょっと「おや?」ってなるんだけどそこいらの仕込みが5巻で鮮やかに花開きます。

サイコーサイコーサイコー 3回書くほど(以下略


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2017年06月15日

AIの遺電子 6 山田胡瓜 (秋田書店少年チャンピオン・コミックス)


毎話読み切りの近未来版ブラックジャックな連作。
毎話読み切りだけど単行本を通してなんかノリがあるよな。6巻は名作ぞろいじゃないか。そういう流れのような気がする。
人とは何か? ココロとは何か?ということが通底するテーマではありますが6巻はその取り上げる題材と内容に「残る」話が多かった。

マンガ家さんがAIで自分の作品を作ってみたらすごい下手クソだったけど反応がワンパターンの編集にみせたらどうなる?

古い記憶にある生みの親に優しくされたことが忘れられなくて連絡を取って会ってみる。

AIに頼らずに古代文字を解析しようと思ってた考古学者の苦渋の決断。

なかでも、受験日に風邪だったのでロボットを操縦して受験するというネタが面白かったな。こういうギミックが派手なの好きなんだよね。

ということでいい作品だよな。あとで読むと人生経験を重ねたからって印象が変わる話もありそうだし。


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2017年06月14日

オッス!はるかちゃん 2 宗我部としのり (秋田書店 少年チャンピオン・コミックス)


おかしなマンガだよなあ。
「THE男」の応援団に入った紅一点。上が学ランで下がチアガールのスカート。そして爆発しそうな巨乳。ああ、爆乳。世の中にはいいコトバがある。
で、基本は硬派な応援団の毎日にその爆乳のはるかちゃんが根性でついていく。
エロは爆乳だなあということくらいでな。
だから応援演舞なんかでおっぱいが「たゆん」と揺れる。合宿で風呂から上がったらTシャツ姿にブラがちょっと透けている。そういうライン。そして硬派バカの団長以外の部員が「おいおいたまんねーな」って思うと。彼らもハードな練習してるわけで雑念にとらわれてばかりもいられないのよね。
もっと具体的にいうとエロコメになるところっておっぱいからの吹き出し「ぽよん」だけなんだよな。まああと上記の通り団員の「すげえおっぱい!」くらい。

それで1冊応援団マンガとして読ませるのがすげえわ。応援団マンガなんだよあくまで。余計な要素が非常に少ない。えーと、久保ミツロウ氏の「アゲイン!!」より正統な応援団マンガじゃないかなと。

だから描き下ろしだろう巻末の番外編がすばらしい。団長以外の団員が合宿で限界になってるんだよ。彼女のおっぱいなんかでのエロ妄想がパンパンで抜きたいって思っている夜の話。

しかし、はるかちゃんのおっぱいのカタチがモロわかりでウエストがきゅっとしまってるウソ学ランって実際に作ってみてグラビアアイドルとかに着せてみたらいいのに。ガテン服を着てる同じく爆乳のおねえさんの謎作業服なども。思った以上にエロくてハマると思うんだけどね。


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2017年06月13日

ファイアパンチ 5 藤本 タツキ (集英社ジャンプコミックス)


毎巻毛色がちがうのがスゴイですね。5巻はもはや哲学書ですね。21世紀のジョージ秋山先生のようじゃ(ジョージ先生ご健在ですけどね)。

5巻前半はトガタを追うアグニ、中盤はアグニを追うトガタ。そして最後は、、、ってずっと衝撃的かつ「静か」な展開なんだよな。ずっとトーンは静か。冬を舞台にした文芸大作映画のムード。でも、とんでもない展開。

これは最後まで考えてないとできないだろうなあ。おれが編集なら「この先どうなるの?」ってたずねるし、それに「適当に書いたんで考えてません」っていわれたらボツにするもんな。
だから「先」があるのは間違いない。「次」があるのは間違いない。でも、読んでてすごくドキドキする。

同日いっしょに楽天ブックスから届いた「僕のヒーローアカデミア」の14巻も同様なんだろうけど、本作とちがった意味でドキドキする。
どっちが上で下でっては思わないけど、今は「ファイヤパンチ」のドキドキのほうがおれの中では大きい。

希望に満ち溢れたポジティブとしかいいようのない言葉を呪いの言葉にしたのは発明だよな。まあ、悪魔的発明(このはやりも6月いっぱいだし使っとこうと)。



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2017年06月12日

1日外出録ハンチョウ(1) 福本伸行,萩原天晴,上原求,新井和也 (講談社 ヤングマガジンコミックス)


スピンオフの先輩「中間管理録トネガワ」の5巻と同時発売。
トネガワの成功から単行本5巻分でいろいろあった世の中を経由しての本作は、いろいろな意味で先輩超えしている完成度。
地下でドカチンをやってるハンチョウが50万ペリカもの大金を払って1日外出券を手に入れて、つかの間の外界を満喫する話。基本1外出1話の読み切り。

このフォーマットでもって流行りのグルメネタ(遊ぶネタ)をぶっこむんだからおもしろくないわけがないんだよ。

ということでいい意味でスピンオフ的なギャグマンガ展開を広げてるトネガワと、いい意味でフォーマットに沿ってるハンチョウと2つの棲み分けはバッチリ。

で、トネガワではカツ丼回という名作があるけど、ハンチョウではオムレツライスが最高峰かね。この回を超えるかどうかで判断されるようなところがあるね。見本で手本になってる。

個人的には「宮本ダム」で1番笑いましたが。

そう、トネガワとハンチョウのちがいは、ビジュアルに訴えかけるギャグが多いことかな。ハンチョウのほうが1枚絵でガーンと笑わせるところが多い。宮本ダムはその最たるものね。同じ原作者でもちがうものだなあと感心したり。

ともかく。どちらも非常によくできてます。今のところ。ただ、最後の話が変な引きになってるのが気になったな。そういう長々としたのはトネガワはしょうがないとしてもハンチョウは止めておいたほうがいいんじゃないかと思うんだけどな。


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2017年06月11日

中間管理録トネガワ(5)福本伸行,萩原天晴,三好智樹,橋本智広 (講談社 ヤングマガジンコミックス)


「このマンガがすごい!」で1位だったときに目を疑ったよ。発売されたのは知ってる。わりとおもしろいこともまとめサイトで部品みたいな状態であれやこれや読んだので知っている。でも、1位か?と。
だってスピンオフだぜ? 所詮パロディだぜ?

だから既刊全部がKindleで安いときに思いきって買ってみた。当時で4巻まで。

そうしたら襟を正して「すみませんでした」とあやまることになる。公の場でちゃんとあやまるのは今がはじめてなんだけどね。

おもしろい。スピンオフの概念を大きく覆すおもしろさ。そもそもの元ネタを知らないと100のおもしろさがe得られないし、その100は元ネタの100には届かないはずが、本作においてはあちこちで元ネタの100を超える。そして、あまたあるギャグマンガとしてみてみても100に近い数字を叩き出している。
画期的な作品ではある。まあそれでも元ネタである「カイジ」を読んでおかないと100のおもしろさはないとは思うが、おれは読んでしまっているから。トネガワの最期も知ってるから。

ただ、野中英次氏の「魁!!クロマティ高校」がざっくりとした池上遼一氏の絵柄やその他もろもろの薄いパロディでありながら元ネタを知らなくてもおかしいのと同じ現象は起こってはいるのではないかと。そういう感触はある。

それは最新刊5巻でも然り。

ただ、かなり皮肉なことに5巻ではややパワーが落ちている。そりゃあ5巻だからなあ。スピンオフで5巻もつづくなんて尋常じゃないよ。全体的にはやや息切れ感。トネガワ以外のキャラにたよりすぎたところが気になった。

ところが5巻では柳の下のどじょう2匹めの「1日外出録ハンチョウ」とのコラボがあるんですよ。スピンオフとスピンオフの組み合わせってなんだよ。と思いつつもこれがこれまでの中でも最高傑作なんですよね。名作中の名作であるカツ丼の店でふたりが出会いバトルする話。これがふたりの持ち味を活かしつつすごくいいところに話が落ち着いているという。
これを読んでしまうと「1日外出録ハンチョウ」を読まずにいられなくなるというずるさ巧さ。まさに悪魔的(いちおう使っておかないとね)。

あと、個人的には上記の経緯なので、Kindleで買い続けている作品のひとつでもあるのです。「1日外出録ハンチョウ」は紙の本で買いましたがこれから後追いはこういう感じで安いときから買っていくってパターンになりそうだなと思いました。そういう2つの意味で画期的な作品ではあります。



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2017年06月10日

僕のヒーローアカデミア 14 堀越 耕平 (集英社 ジャンプコミックス)


amazonのレビューが大変なことになってるのな。さもありなんな展開。11巻の区切りからこっち延々と展開し続けているからな。もはや「展開病」とでもいいたくなるくらいに展開している。

またアカデミアを出て外部修行編になる予定。修行先の新キャラ。くわえて敵にも新キャラと、新キャララッシュ。新設定と、なんていうか止まらない模様。
今のところ、置いてけぼりはくらってないし、新キャラはまあまあうまくまわっているし、旧キャラなんかもそのままなんとか「忘れてませんよ」という感じで。
まあ、率直に書くと、「まだ破綻はしてない」ってライン。相当危険信号は灯っている。その不安からのアマゾンレビューの酷評ラッシュじゃないかと。
多分に、当初にはない後づけ設定や構成のような気はする。どうか知らないし、それは作者の脳内にしか真実はないことだけど。そしてそれらの広げた展開がどこかでつながるかどうかも作者のさじ加減ひとつなんだな。
うまくつながって大コンボをかまして「気持ちいい!」ってなってほしくはある。

ま、おれは期待をもって様子見します。

上記amazonレビューにもあったけどアニメが非常におもしろい。アレにいいインスパイヤを受けてほしいなとも思う。


posted by すけきょう at 17:27| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする