2017年03月28日

純潔戦線 (1)草野 紅壱 (幻冬舎コミックス バーズコミックス)


魔法少女モノです。「まどか☆マギカ」な現実的な火器を使用して敵というか今のところ変質者を退治するマンガです。可愛い女の子が2人出ているのに、裸になるのは男ばかりという誰得なギャグです。

かなりどうかしている設定と描写なのに魔法少女は純粋でなくてはいけないって設定もとっても意味がわからなくていいです。

ただ、作者の前作「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」はリタイヤしてるので心配です。その場その場のシチュエーションはおもしろいんだけど話の芯を食わないので集中力が続かなくなるんですよね。そこらへんどうかは2巻でわかりそうな気がするのでまあとりあえず2巻までは。


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2017年03月27日

時計じかけの姉 (1) いけだ たかし (幻冬舎コミックス バーズコミックス)


本書はいけだたかし版の淫魔の乱舞説。

いわく、女子高生がキャッキャ百合百合していた「ささめきこと」が「あずまんが大王」としたら、日常をじっくりと描いた「34歳無職さん」が「よつばと!」となるから、エロエロの本書はあずまきよひこ氏が別名で描かれた淫魔の乱舞じゃなかろうかと。

シャッターな商店街。そこの時計屋には姉弟が住んでいる。姉は時計の修理をし、弟は男娼をしていると。そんな話。

あとがきによるとエロい美少年が描きたかったということでして、そりゃあ描きたいんだからしょうがないわな。ということで、かなりブレーキを踏んでない感じのエロ描写です。

[時計じかけの姉:作品・シリーズ | 幻冬舎コミックス GENTOSHA COMICS]

まあまあ。1話読んで判断してみてください。これよりも後ほどになればなるほどノーブレーキでアクセルは踏まれます。

そして、エロエロなのに商店街の様子ときたらまるで「それでも町は廻っている」じゃないですか。のん気でコメディな商店街描写。でも、商店街の連中はだいたい弟の「客」という異常事態。なんだこりゃ。興奮を阻害してるような、変なエロさが醸し出されるような。

さてどうなるんだろこのマンガ。


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2017年03月26日

サイケまたしても 8 福地 翼 (小学館 少年サンデーコミックス)


うなるほどおもしろかった。
うちとこのお嬢さんが買っていたものだけど6巻くらいからおれと交互に金を出し合って買うことになりまして。だから読んだのは実は最近だったりします。ちなみに8巻はおれが出しました。
8巻はネパール編の完結巻。

と、その前に、なにがおもしろいかを書くために未読者にちょっとあらすじと説明を。

超能力バトルの話です。少年少女が超能力で戦います。だいたいひとり1能力って「ジョジョ」あたりからのルールなんでしょうかね。エスパー魔美とかだとバトルはないけどたくさん能力持ってましたよね。
主人公サイケは近所にあるモグラ池で「溺死」することで1日前に戻ることができるという能力を持ってます。
それを駆使して、どんな敵にあってけちょんけちょんに負けてもそれを「リセット」することで勝ちます。何百回も愚直にリプレイするわけです。
ラスボスが登場してます。そして度重なる能力駆使のために身体がボロボロになっております。だから世界に何人もいない完全に病気を治療できる能力のいるものを探してネパールに飛びます。それが7巻8巻。

ネパールというのがミソなんですね。主人公には「モグラ池」がないのですよ。だから能力を使えない。つまりただの死にかけです。たよりになるのは仲間2人だけと。

7巻ではやっとの思いで治療の能力者に出会うところまで、そしていいところでラスボスが登場します。そして8巻。
すごい熱いんですよ。これまでの集大成。爆発しております。肉弾戦あり、知能戦あり、ギャグあり、駆け引きあり、友情、正義、などなどこれでもかとこれまでの要素を美味しくまとめてます。たとえるなら、「キラキラ☆プリキュアアラモード」の3月26日放送回。これまで作ったスイーツが全部のっているデコレーションケーキのようです。

「ワールドトリガー」同様の主人公が努力と弱い能力でやりくりする系とはいえます。だからスカっとするところが少ないし、味わいではありますが描写が「モチャモチャ」してます。でも、決めるところは決めているしキャラはすごく立っている。
能力戦も限界までネタを出してそれを利用しているのがいいね。キャラのひとりアナという女性の触れたものに絶対にはがれないガムテープを出すという能力の汎用性の高さよ。

8巻でいい感じでひと区切りだからまとめ読みに最適ですよ。



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2017年03月25日

CITY(1)あらゐ けいいち(講談社 モーニング KC)


モーニングではじめたあらゐけいいち氏の新作はやっぱり「日常」みたいなやつだった。
ちがいというと前回はJKメインだったのが今回は町に暮らす方々ということで。今のところ学生さんはかなり意識されておられるのか出てこない。

メインで動くのがぐーたらフリーターの南雲氏(女性)でアパートの家賃支払のためにレストランのバイトをはじめたとかそういうことはどうでもいいような気はするね。

最初はどうなるかと思ったけど後半から調子が出てきたみたいでみんな元気よく動くようになってきたのでひと安心。

「日常」を読んでらした方には「いつもの」あらゐけいいち節といえば通じるし、もうちょっとつけ足すならちょっとハイテンション気味っていうと更に通じるかな。

新しい方向性としては「セクシー」かな。まあ、アヒル口の回のことですけど。変顔で笑わせるってのいうのではあるけどそれに「女子力」とかエクスキューズが足されたのが「日常」のときとちょっとちがう。

すぐに2巻が出るので全体的な評価はその次に。キャラが弱いかなあ。


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2017年03月24日

ゲレクシス(2)<完> 古谷 実 (講談社 イブニングKC)


完結してしまった。説明不足だなとか物足りなさを感じたのだけど、不条理の塊でしかない1巻に合理的な説明をしたところでたいしたことにならないのでそれは最初からのことだったんだろうなあ。

ふと調べたら古谷実氏はおれとたいして年齢が変わらない(年下だけど)。それで思った仮説がやや実証されたので書いてみる。

古谷実氏は自身の実年齢よりちょっと下の年齢のキャラを主人公に据える。そしてちょっと前のそのころに思っていたこと感じていたことを主人公に代弁させたりシンクロさせる。それは多分、稲中から徐々に主人公の年齢が上がっていくのをみるとそうだなと推測できる。

「ゲレクシス」の主人公は40歳。
これまでの話、ヒミズ以降かな、それらにある冴えない平凡な主人公が美女に好かれるってパターンを破るところが1巻の山場。今回それどころじゃなくなるから。それを上回る不条理展開が起こるから。
そしてその着地点に用意したのは「友情」だったんだよね。もともとはすごく気になる美女がいることや、24歳でなんでもいいあえるそこそこの女性従業員がいたりとかそういう方向にいく雰囲気はあったけど、結局のところ、彼は友情をとったというのがネタバレゴメンですがこのマンガのテーマだったのです。
それが稲中だったり僕といっしょだったりの原点に戻ったのか、それとも、主人公にははじめてだったからなのか、それともこの年齢になると女より友情のほうが尊いと作者の想いをシンクロさせたのかはわかりませんが、女よりトモダチをとるって選択した40歳に異様なインパクトを感じたんですよ。
なぜなら、かなりシンパシーと感動をもたらされているからです。おっさんの鼻水と涙まみれで少ない髪の毛を振り乱して叫んでる様に涙が出てきてます。ギャグとしてもとれるシーンなのに。

そう思ってから読み返すとそのテーマを描くために必要なことは全部描かれているんだよね。だからおそらく当初の予定通り描ききったんじゃないかなと。

だって、まんまと満足して感動してるし。

そして次作へと期待は向けられるワケよ。おれの上記の説が正しいのなら、古谷作品は、たとえば、桜玉吉氏の等身大のエッセイコミックと同様のモノがあるわけで、それでいうなら次はどの「一手」になるのかなと。


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2017年03月21日

アヴァルト(4) 光永 康則 (講談社 シリウスKC)


心地の良い混迷。あらすじはカンタンには書かせないぞというくらい複雑怪奇にいろいろな要素がからまりつつ、謎が解けたらそこから別の謎が生まれる状態であるけど、目的地や目標がぼんやりと明かされていく4巻。

光永先生の作画というとエロいおっぱいが目につきやすいんだけど、この作品は「おっぱいどころじゃねえ!」ってくらい次から次へと息をつくヒマなくトラブルが起こる。
敵となるアヴァルトという神もいまだに対抗する突破口が生まれず、不気味なまま存在してるし、RPGお約束のモンスターとそれですらないただ殺戮するだけのマシーンのようなモンスターも跋扈してる。

そこにきて新キャラの「ドラ坊っちゃん」が味わいでなあ。先生のショタや幼女描写は味わいあるよなあ。

ただ、4巻はさすがに度肝を抜かれるような描写や展開はなかったかなあ。


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2017年03月20日

初恋ゾンビ 6 峰浪 りょう (小学館 少年サンデーコミックス)


帯に「ここがサンデーラブコメ 最前線!!!」などとありますがそれはふかしすぎでもないと思えるような堂々たる6巻でした。

男の初恋の相手が浮遊霊のように取り憑いているのがみえる体質の主人公とヒロインがドタバタするラブコメ。その浮遊霊がゾンビ、初恋ゾンビということで、多分に、世界でもっとも「ゾンビ」という概念から遠い存在のようには思える。
初恋の相手、そしてその「状態(いろいろある)」がみえるので、恋愛相談にのってしまうという展開になる。ここしばらくそれがなかった。てめえらの「それ」に忙しかったから。
でも6巻では久しぶりに他人の恋愛にクビをつっこみ編。これが非常に安心してみていられる。ヒロインで男装女子はすっかり色ボケになってるし、鞘当で表紙で(なぜかヒロイン人気爆発になってたけど)出てくるパイオツオバケのお姉さんも後半1/3くらいしか出番がないけど(だから表紙か?)ダレ場もなくきっちり盛り上げて成立していましたからね。
でも、1番おもしろかったのは、最後に収録してあった男装女子ともうひとりのキャラが超大金持ちだからきたことなかったファミレスにいっしょにいく話かな。完璧なインターミッションではあるんだけど、これが非常に新鮮だった。ドリンクバーで変な味のミックスジュースを出したのに色ボケ女子が「間接キス」ってことにテンパってせっかく不味いの飲ませる悪戯なのにわからないっての。

物語的には手の内は全部晒してある状態になり、ゴールをどこに設定するかってタイミングではあるけど、でも、それでいて、今回新たな「禁忌」ができてしまったのはどう処理するんだろうなあと。


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2017年03月19日

古見さんは、コミュ症です。 3 オダ トモヒト (小学館 少年サンデーコミックス)


美人であらゆることに万能だけどコミュ症なのでなんていうかおかしなことになっている古見さんと愉快な仲間たちを描くギャグマンガ。
1巻にあった目的では「友達100人作りたい」って話だったけど3巻では新キャラは出てこないで、ドリフ大爆笑よろしく「もしも古見さんが○○に行ったら?」って感じで1巻を通された。あ、まあ、古見さんの家族にフォーカスしてましたかね。
これは作者の判断なのか編集の判断なのか相談の末なのかわかりませんけど上手いとはいえます。
なぜならちょうど3巻は時期的に夏休みですからね。本線である「トモダチたくさん作るぞ作戦」はひと休みってね。なんだか律儀。

バランスとしてギャグによってきたのでおれはギャグマンガとして認識してますが、今回そのラインですばらしいシーンがあった。プールの回、75Pね。このギャグというか行動は見たことないなあと。かなり意表を突かれて笑ってしまったわ。意味がわからないゆえに笑いにつながる現象といいますか。

おれは笑わせてもらったマンガはすごく贔屓にします。マンガにかぎらずですが笑わせていただくことは本当に有り難いことです。

ああ、ここんところ、「3巻の魔」って説を唱えてます。本作はそれでいうとペンディングですよね。前記の通り3巻まるごと番外編のような感じだから。流行りのコトバだとスピンオフっていうんかい?

あと、古見さんはデフォルメ画が非常に多くてそれがカワイイってのもスゴイです。「フンス!」ってのは作者の発明ではないでしょうが、すでに「モノにしている」感じはします。それがいいんだ。

ということなので4巻も楽しみにしてます。


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2017年03月18日

クミカのミカク 3 小野中彰大 (徳間書店 リュウコミックス)


異星人がアタリマエのようにいる世界。ゴハンを食べないというクミカさん。空気を吸うだけで栄養が摂取できるから。だから地球にきてはじめて食事するようになる。成人女性なのに口にする物がはじめてというそういうグルメマンガ。

「ビックリハウス」という雑誌がかつてあった。全編ラジオの深夜番組の投稿コーナーのような感じで構成されていて、その中のひとつに「変態よゐこ新聞」という糸井重里氏が手がけておられるコーナーがあった。
その中の人気コーナー「気持ち悪いものとは」というところに、「炊きたてご飯に鼻血1滴」というのがあり、何十年経っても忘れられない。
ほんのすこしのことで台無しになるということですよね。
そう、本作には「鼻血」があった。

クミカさんのトモダチの別種族の異星人が乗っているクルマ。これの描写がかなりアレだった。アレはないよなあと思うくらいアレだった。そう思ったとたん、背景、小物の描写のアラが急にみえるようになってきてかなり色あせてみえるようになる。

話としては3巻にきてグルメよりもそれぞれのキャラにシフトして、クミカさんも同僚の憎からず思ってる人との距離感を縮めてみたり、他の異星人との交流とか(女性が異星人なんだよね基本)も深まって世界は広がってる、深みを増している。

でも、あのクルマはねえよなあー。
以前、今も活躍されてるマンガ家さんのギター描写にもそう思うことがあった。楽器はとくに多いですね。「けいおん!」とかもそうかな。
これが精緻ならいいってことじゃないんだよね。そのマンガの中で「嘘」じゃなかったらいい。だけど、3巻のクルマは嘘だとおれは思った。そう考えると、クミカさんの部屋にみんなで家具を手作りで作るとかもなんか「描きやすいように直線を多用したものなのか?」と思ったりなあ。
マンガなんて所詮、紙にペンで描かれた「絵」です。それなのに魔法がかけられていて、人物は動き話しそれらに笑ったり泣いたりできる。こんなすばらしい魔法ってない。それはでもデリケートなものだからほんのちょっとしたことで壊れる。嘘に気がつくってそういうこと。

ムー。

「妄想テレパシー」でも書いた「3巻の魔」。昨今有象無象出現しているグルメマンガにおいては、「3巻でもはやあまりグルメ関係なくなる」ってのはあるあるなのかもしれないな。「ダンジョン飯」でもそうだったし。
本作は「外星人」の生態や考え方や人間との異種間交流のほうにシフトしつつあります。その交流に「食事」が重要な要素を持っているということで。

うむ。「ダンジョン飯」同様、4巻でドカーンってのを期待しております。

【3月の「このマンガがすごい!」ランキング オトコ編】押切蓮介の自伝……ではなく母伝!? オトコ編第1位は……  |  このマンガがすごい!WEB

蛇足ながら念のため。
「このマンガがすごい!WEB」の2016年3月度のランキングに入っている「クミカのミカク」1巻の投票はしておりますので。4巻ほんと期待してるから。
また魔法をかけてください。


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2017年03月17日

妄想テレパシー(3) NOBEL (講談社 星海社COMICS)




苦しいながらもよく乗り切ったとは思った。
「3巻の魔」とでもいうべきだろうか。1巻はスタートダッシュ。2巻はその余波で乗り切ることができるが、3巻はいろいろと考えなければならないんだよなと思う。

テレパシー能力を持つJK。サッカー部のエースで頭脳優秀のクール系美少年が自分にぞっこんでエロエロ妄想を繰り返している。それを軸にどんどん交流が増えていくというラブコメ。
これがテレパシー能力者の憂鬱みたいなものを据えながらもラブコメで展開している。ラブでコメ。そしてラブコメ要素がどんどん強くなっていく。関連キャラも増えていく。まあ王道の流れだ。
王道でありがちな設定がどこかにいってしまうということもなくうまくテレパシー要素もからめてたり、恋愛模様もいい感じで絡んでいく。
ただ、1行目。
王道パターンでありがちの話の流れがどんどん重くなる。話が川の流れとしたらどんどん「とろみ」がついていく感じ。
それが正直苦しかった。というか、ラブストーリーってこうなるわな。しかも、テレパシー介在してドロドロ度にさらにブーストがかかってるわけだし。2巻までは「さわやかさ」を強めに出していたのはスゴイよな。

いやだから3巻がつまらないわけじゃないんだ。サービス満点だし各キャラ描写や愛着もどんどん深まっている。でもなんか息苦しさと「停滞」を感じただけで、おれはもちろんテレパシー能力なんかないから余計なお世話もいいところなんだけどさ。

4巻でそれはまったく杞憂であることがわかるといいなと。ただ、すごい微妙なキャラバランスで成り立ってるからおいそれと大刷新ってわけにもいかないし難しいところよのお。


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