2018年04月22日

惰性67パーセント 4 紙魚丸(集英社 ヤングジャンプコミックス)



ほんとにっ!相変わらずエッチだけどエロくないなっ!

美大生のダラダラライフ。表紙のメガネエッチJDがメインでなんかおっぱいバーンとかパンツがドーンなシーンがてんこ盛りなんだけどエロくないんだこれが。
そいでもって絵がまたすごいリアルな質感のおっぱいなのに、なんだか技術の無駄遣いな感じがしてもったいない。それこそ4巻にあったエロマンガ家のアシスタントにいってチンポを描けっていわれるが如し。チンポはどうせ発売される本だとモザイク処理されるけど、それはそれとして作品としてはちゃんとしたいから描けって話しのようじゃ。
まあ10代はギンギンになるかな。いい意味でだらしないえらい生々しいエロでなあ。でも、それをどうするこうするじゃない。
ラブコメのエロ寄りってジャンルには入るんだろうけど、ラブコメの要素も非常に薄いという。いちおう、メガネの子を悪からず思ってる同じ大学生はいるんだけどなんていうかねえ。

でも、それらがすべて「いい」んだよね。愛はないけどピースとエロとタイトル通りの惰性が存在する。永遠にここにいたいぬるま湯である大学生にエロという極上のスパイス。でも、それは愛に変質しないという。ありがたい話ですね。たしかにこれでふたりがくっついたら普通に成年コミックになるだけですから。ゆるーい前戯が続いているわけだ。
でもって「いい加減やれよ!」って思う方は紙魚丸氏の成年コミックを買えば解決だ。よくできてる。







成年コミックの紹介あり
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2018年04月21日

青少年アシベ(1) (アクションコミックス 笑平, 森下 裕美(双葉社 月刊アクション))


「ヤングジャンプ」で連載していた森下裕美氏最大のヒット作。ついこないだもアニメやってたな。それのスピンオフというか高校生になったアシベ少年たちの物語ね。久しぶりすぎてあまりキャラを覚えてなかった。
アシベとスガくらいはわかるし、ほかのキャラも森下氏のシンプル描画をきちんと自分の作画ベースでふくらませてなおかつ年齢を経てるという上手さはある。だけど、それぞれのキャラを覚えてないんだよね。まあシンプルにおれが悪い。続刊「comagoma」も買ってはいたけどちょうど森下氏の4コマがファミリー化しているときでおもしろくなかったんだよな。

ああ、作画のひとはBLのひとなんだ。だからああいうノリなんだ。というか、アシベとスガオのイチャイチャをベースに同人を描いてる。そのキャラにそうとうフォーカスが合っている。wikiをみると森下氏がざっとしたネーム原稿にはしてるのね。
ゴマちゃんはアシベがオーナーの水族館にいる。その水槽でアシベが裸で泳いだりもする。スガオと無邪気にチューしたりもする。天然さはあまり変わってない。
不思議なマンガだよなあ。JKの鼻の下の産毛を描いたりとか。どうしてそこをフィーチャーするんだ?ってのはやっぱり森下氏のノリなのか。

後半、BL描いてる女子とまおちゃん(って男性キャラ)とのケンカのエピソードがよかったな。



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2018年04月20日

ライカンスロープ冒険保険 3 西 義之(集英社ヤングジャンプコミックス)


3巻。「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」のアニメ化を受けて連載も開始するから本作がどうなるのかと思ったらまだつづくようで安心。
主人公らの過去やふたりの出逢いなどが描かれ、amazonのレビューでえらい強めのdisがありましたが相変わらずちょいエロ路線もあるしでとてもいい感じ。

中世RPGの世界。魔王討伐の悲願をもって今日もあちこちでパーティーが旅立っていく。そこで転ばぬ先の杖としての保険業を行うのが主人公らと。それで冒険の途中で全滅したパーティーを回収して蘇生するサービス。

今回はその魔王軍のほうに動きがあり、なおかつ主人公の過去やらにうまくリンクして因縁の相手が現れるなどの盛り上がる展開。うまいねえ。非常にうまい。
そしていい引き。今回派手なバトルはあまりなかったのだけど、その分、お色気とストーリー、構成で魅せてくれたね。




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2018年04月19日

初恋ゾンビ 11 峰浪 りょう(小学館 少年サンデーコミックス)



いま、書影(というかアフィリエイト)をひっぱるのにamazonのページを呼び出したら【編集担当からのおすすめ情報】なるものがあった。

注目度No1のラブコメディー、
今が読みごろです!!
今回で11巻、
まとめ読みするのにも、
ちょうどいいタイミングです。


11巻はちょうどなのかね。
10巻のクライマックスからの仕切り直しで原点に還っての11巻というおもむき。10巻のとき、おわるための布石か、まだつづくための仕込みかって書いたような気がするけど、後者だったのかしらね。

幼馴染と久しぶりに会う。幼馴染は初恋の子だったんだけど、実は男だったとみせかけて男装女子だったのでした。
というベースに、男子の初恋の相手が上に幽霊のように浮かんでいるのが見えるという設定。
これら設定を組み替えて、ん?組み替えてというか、練り込みなおし、仕切り直しで、はじまることになりました。

大きい変化は男装女子だったことを主人公への恋敵にバレてしまうことね。おっぱいの大きなエビナさん。この方、女性作家にしてはかなり思いきった巨乳だよな。そこに感心する。また女性作家らしく描写がリアルだし。

でもって問題なのは、いまだに初々しくておもしろいんだよな。というか、そういう感じになってきて、主人公を取り囲む三角関係こそがメインディッシュになり、ラブコメおなじみのニブチン主人公を取り囲みデレの2人がまたいい感じで新鮮味のあるかわいさを出してきた。それがねらいだったのかねえ。

巻末おまけもいい感じでしたね。

これで、着地点はみえなくなったなあ。三角関係ネタはくっついたあとにあぶれたひとりをどうするかだよなあ。しかも、今回のは4人いてふたりあぶれるってことになるんだよね。そこをうまく処理するかが最後のポイントになるんかな。




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2018年04月18日

タイムスリップオタガール(3) 佐々木 陽子(フレックスコミックス ポラリスCOMICS)

タイムスリップオタガール(3) (ポラリスCOMICS)
Posted with Amakuri at 2018.4.18
佐々木 陽子
フレックスコミックス

30歳ニート&腐女子が13歳の自分にタイムスリップ(というかリプレイだね)する話。
3巻もとてもいい感じで進行。
本作のタイムスリップやリプレイものとしての特長は、すべてのデキゴトが小さいことだね。
すでに懐かしネタや大義のようなものはなくなってて、当時はできなかったりいえなかったことをニートで腐女子のままとはいえ30歳までに積んだ経験値と鈍ったメンタルでガシガシ行く。同級生男子なんかおこちゃまなので気軽に話したりできる。それに免疫のない男子はドギマギする。でも、本人は自覚がない。

先輩オタクとしての知見(コピー本の作り方とか)を後輩(でも同級生の姉だから年上だけど)に伝えるとか、腐女子スケッチを「キモっ」っていわれてることに開き直ることができたりとか、自分の小さな言動が微妙に未来を変えてることに罪悪感を持ったりとか、そういう感じがとてもいい。
あとはもうすでに死んでる優しかったおばあちゃんに孝行ができるのは素直にいいなあ。おれもそうしようというかそうしたい。でも、現状ネットのない世界にいくのはきついかなあとか。
そういう矮小なことでも「おもしろい」ってのが立証されてるのがすごく新鮮です。



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2018年04月14日

高嶺と花 10 師走ゆき(白泉社 花とゆめCOMICS)

高嶺と花 10 (花とゆめCOMICS)
Posted with Amakuri at 2018.4.13
師走ゆき
白泉社

大金持ちのお坊ちゃんの見合いに出るように強制された子会社の社員の娘。でも、娘は乗り気じゃないのでJKの妹に押し付ける。妹ははっちゃけたリアクションを取る。そして「これでもくらえ」とキスする。そのことではじまりつづく「お見合い」。タイトルどおり高嶺くんと花さんの話ね。それが10巻つづくからすげえよなあ。

いっきに10巻まで読みましたが、6巻くらいまでは脇キャラも活かしてのワイワイしている感じが楽しかった。お坊ちゃんの「俺様」感が強すぎるのでいきおいまわりのキャラが「いいひと」で固められるんだよね。それはヒロインで主人公のほうもそう。アクが強すぎる2人が主人公なんだよね。
7巻ではお坊ちゃんが無一文になる。8巻では同居することになるというかなりなテコ入れもあるけど、9巻からはやっぱり「オイ、おまえらもうつきあえよ」ってくらいの気持ちが蔓延し始めたな。それはそれで果てしなく続くワンパターンへの前振りとなるのか、それともさらなる展開への布石となるか。

ということでわりに相思相愛になっててまわりにもバレバレでライバルもいないけど(双方ともアクが強いから)、展開はあまりない10巻と。花さんが自覚してラブラブ一直線になっている。高嶺さんのほうはもうだいぶ長いことラブラブなんだけどな。
ただ、テンポ、ふたりのやりとり、ギャグのセンスなど読んでてとても心地がよいので人気があることも納得ですね。


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2018年04月13日

ダンジョン飯 6巻 九井 諒子(KADOKAWA ハルタコミックス)



いやおもしろかった。感服したよ。上手い。とにかく上手い。

3つの変遷が上手い。

・キャラ変遷
・目的変遷
・本質変遷

ちょっと込み入ってなおかつネタバレ。別に行を開けたりめんどくさいのでそのままいきますので以降の文章はずっと読んでて6巻も読んだ人向けね。

キャラ変遷。6巻ではまた以前のパーティーが現れた。あー、やっぱちょっとあらすじいるかな。

RPGな世界ね。ダンジョンの下層で妹がドラゴンに食べられた。少数メンバーで助けに行くことにした。でも、パーティー全滅のバラバラでカネも人もないので道中の食事はモンスターを退治して食べることにしようという設定が本作ね。

4人パーティーが前のパーティーといっしょにいるというところから6巻ははじまる。前のキャラが登場する。前のキャラも新たにパーティーを率いて同じ目的だった。ところが、ってことでいろいろあるのが前半。そして、そのパーティーのひとりがあらたに新キャラとして加わる。
ここが上手い。それぞれのキャラは信条や目的によってそれぞれ考え行動している。それは同じ目的のようでもちょっとちがう。同じパーティー内でもちょっとちがう。そのために袂を分かつことになるのだが、ひとり残ったメンバーはまた別の目的のために彼らのパーティーに近づく。これらすべてに意味があるし、スジが通っているし、ストーリー展開において無駄がない。
まわりくどいようにみえて最短距離で新パーティーをきちんと誕生させている。またいいキャラだし。

で、それらの変遷に応じて目的も変わっている。最初の目的は妹を連れ帰ること。それは4巻で成功したかにみえた。でも、邪魔が入り、妹はラスボスに連れ去られてしまう。そして6巻ではそれを連れ帰ればOKじゃないことをかなり衝撃なカタチで知らされることになる。だから、目的を変える。はい、ラスボスを退治すると。
このギャグのような目的の変遷。というか実際作者もマンガ内でギャグにしている。でもそれは至極自然な流れになっている。

物語ということに関してここまでの急ハンドル急ブレーキそして次につながる本質変遷を上手くやっているのはちょっとないので「物語」を作っている人はすごくよく研究されるといいんじゃないかな。

そして本質も変わる。上記の設定のために否応なしにダンジョン内のモンスターをおっかなびっくり食べる「グルメマンガ」というテイだったのが根本から変わっている。
これは昨今のグルメマンガブームの衰退にすごく敏感に反応しているような気がする。もっとも極北であったグルメマンガだから逆に功を奏したのかわからないけど、その分野の戦いからすっと手をひいた感じが鮮やか。それでも食べたりはしてるけどな。
ユーモアを絶対に引かないってのもあるな。4巻以降はシリアスな展開が多いけど、随所にあるギャグは絶対に切らさない。これも本質ではあるね。6巻のすごくおぞましくも衝撃的な見開きのシーンが「すごくかっこいい……」ってのはなかなか書けんぞ。

という絶妙なさじ加減と舵のとり方で、うまい具合に「ダンジョン飯」は4巻以降の変化を見事に成功させたね。それが6巻で確定した。いやおもしろかった。


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2018年04月08日

AIの遺電子RED QUEEN 1 (少年チャンピオン・コミックス)



1話完結で未来のブラックジャックなんてふれこみのヒューマンストーリーを描いていた作品が長編に仕切り直して展開します。
ヒト、ヒューマノイド、ロボットのいる未来。その中にあって人格とはなにか?ひいては人間とはなにか?という問いかけに対するストーリーはこれまでのシリーズ同様で、狂言回しでありストーリーのキーマンであるヒューマノイド用の医者だったスドウが主人公として旅に出るところから話ははじまる。
アフリカの架空の国を舞台とした緊迫感あふれる切った張ったのストーリーが展開している。銃が発射されるような展開。

まだ真芯はとらえてない模様ではあるけど、そんな長くつづくような話でもないような気がするんですがどうなることやら。最近秋田書店はイケイケですね。「こんなたくさん弊社の作品が漫画賞をもらってますよ」リーフレットが同梱されていました。


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2018年04月07日

ヴィジランテ 4 ―僕のヒーローアカデミアILLEGALS― 別天 荒人(集英社 ジャンプコミックス)



やばい。超熱かった。
「僕のヒーローアカデミア」のスピンオフ作品です。本編よりちょっと前、勝手にヒーローやってる自警団ヴィジランテの活躍を描いてます。
4巻はこれまでの積み重ねていたものの爆発回。
ずっと影となり日向となりヴィジランテに立ちはだかっていた敵との全面対決。そしてそれを「影」として、オモテではヴィジランテにいるアイドルのライブを同時進行させる。これらどっちもそれぞれでやれそうなネタなのに同時進行し、それが相互作用しあってる。
くわえてヒロアカ本編に登場するヒーローの活躍もからめるという。
これでわかったね。ヒロアカの設定や舞台というのはこんなにも魅力的なんだと。ぶっちゃけ「本編」うかうかしてる場合じゃねえぞ!と。ヤクザ編のマイナスを今からモーレツ取り返せよ。
というか1回、マジで、原作の古橋秀之氏に本編のこれからの展開をちょっとみてもらったらどうだ?ちょっとアイデアもらったりしたら?本気で。おれが担当編集ならマジでそういうわ。もったいないもの。こんな魅力的な舞台を作り出してるのに。

この4巻、とくにアニメでみたいわー。彼女らの曲も聞いてみたいし、ナックルダスター(ヴィジランテのリーダーね)の動いてる戦いもみてみてえ。いやもう主人公がちょっと影が薄い以外は完璧の4巻だよ。


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2018年04月06日

僕のヒーローアカデミア 18 堀越 耕平(集英社 ジャンプコミックス)


18巻。長くなると思ったヤクザ家に少女奪還作戦はわりかしあっさりめに終わった。クライマックスに「なにが描いてあるかわからない現象」が起こってウワって思ったけど、それ以降の展開は良かったっす。やっぱ結論としてヤクザ編は必要ないエピソードではあったな。これがこのあとどう作用するのかわからんけど、ヘンに紐付けないほうがいいような気はするなあ(治崎が復讐の鬼になるとか)。

そいで後半は人気投票1位と3位(2位は主人公)の登場する編。ヤクザ編では全くいなかったからな。
ただ、これも「BEASTARS」と同じ現象が起こっている。すなわち、ここまで散々ハードなことやって、ひとり再起不能で、ひとり死んで、その後にほのぼの編ってチェンジアップにギャップを感じすぎて違和感を覚えるパターンな。

んまあ、いろいろとスジが悪いのでアンチがいるのはわかる。でも、それでも、やっぱりそれぞれのキメのシーンはすごいよなあ。気持ちが沸き立つ。
19巻からのガーンって盛り返しを期待。


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