2018年02月22日

保安官エヴァンスの嘘 3: ~DEAD OR LOVE~ 栗山 ミヅキ(小学館 少年サンデーコミックス)


モテたいために保安官をやってるけどモテないエヴァンスの話3巻。
今回は長編があったのが新味ではあるかな。エヴァンスの殺害計画を目論む悪党一味に本人も紛れるって話。
相方であり賞金稼ぎでお互いを悪からず思ってるけどお互いにウブなのでアプローチできずにいるヒロインも参加すると。というか、今回は全編参加していたなあ。もうくっつけよめんどくせえから。でもそれだと最終回になってしまうのか。
と、4回に渡る長編はおもしろかったけど、正直パターンは出し尽くした感はあるなあと。4巻はもっと大胆な新味がほしいかな。


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2018年02月21日

サイケまたしても 11 福地 翼(小学館 少年サンデーコミックス)


急転直下の11巻。超能力バトルマンガってことでいいよな。3つの勢力があって、主人公とひとつの勢力が休戦協定を結んでもうひとりのチームと立ち向かう超能力者を増やす能力を持った能力者を捕まえると。
んまあ、すぐにネタバレるから書いておくとそれはレッサーパンダなのよね。
そういう一発ギャグ的なとっかかりで1st2ndバトルもわりとユルいと思いきや、後半ぐぐぐと重くなる。このあたりのギャップを狙ったのかとも思うけど妙に腑に落ちない感じもあるんだよね。

ネパール編以降、芯を食ってない感じはあるけど、12巻以降は期待できるのかしら。


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2018年02月20日

キング・オブ・アイドル 3 若木 民喜(小学館 少年サンデーコミックス)



「神のみぞ知るセカイ」の作者のアイドルマンガ3巻。アイドルちゃんたちの寮にひとり女装して入学したのが主人公。
1巻2巻では彼と同室でいろいろと手伝ってくれるパートナーにフォーカスを絞ってました。3巻では元子役の同じクラスのセンターになりそうな子のスランプを克服するの巻。いい感じ。こうやってひとりひとり増やしていくのかしら。名前も覚えたよ。読者にキャラを覚えてもらうってのは大変だよなあと思う。この作者のマンガをまともに読むのははじめてだけど非常に丁寧でいいわねと毎回思う。
僕の作ったキャラを好きになってというチカラがすごい。
ただ、引っ張る話が弱いのが気にはなってきた。なんか軸や指針みたいな明確な目的地がほしくなってきたの(いちおうあるけどピンとこない)。

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2018年02月19日

彼方のアストラ 5 篠原 健太(集英社 ジャンプコミックス)


はてなブックマークでヤマカム氏の記事の見出しを目にし「あ、これ最高のやつだ」と直感し、記事内容を読まずにタイトルだけ覚えて書店で5巻の分厚さをみて、直感は高まり、在庫をみたら1巻から5巻まで1冊づつ並んでて、なおかつその書店5冊以上買うとボーナスポイントがつくって知って、これは読まなくてはいけない運命と悟り、買いました読みました。おれの直感は正しかった。

舞台は未来。無作為に選ばれた少年少女9人が宇宙船でサマーキャンプに行く。ところが目的の惑星に着くなり謎の光る球体に飲み込まれて宇宙の彼方に放り出される。
そこからはじまる冒険物語全5巻。

一気読みしてアタマがキーンとなったイキオイで書いてますが、5巻からの展開はちょっと息をするのを忘れるくらいのスピードで持っていかれるよ。

SFの醍醐味がこの1冊にぎゅうぎゅうに濃縮されている。くわえてサバイバルアドベンチャーゲーム的な醍醐味もある。ダンガンロンパとかさ。

でもって、本作5巻通して最高中の最高なのが、「少年漫画」であることよ。もっといおうか、週刊少年ジャンプのスローガンである、「友情努力勝利」がガチンと詰まっている。どんな閉塞した状況でも明るい主人公が元気と勇気で頼りになる仲間に助けられて切り抜けていく。これが最大の武器じゃないかな。今日日ココまで突き抜けたキャラはなかなか見当たらんぞ。それを宇宙サバイバルSFに違和感なく溶け込ませている力量。
さらにほんのすこしでも空いてる隙間には「これでもか」とばかりギャグも詰めてある。
それこそネタバレにならんと思うけど、カバーめくったくっそつまらない(褒め言葉)おまけまで詰まってる。
まるで隙間がない。

まとめると、少年漫画の明るくて魅力的なキャラにホレ、ドキドキワクワクの宇宙冒険に興奮し、謎を呼ぶミステリーにハラハラし、すべての謎が解けるカタルシスにつつまれ、そこらかしこに撒き散らしてあるギャグに笑い、おまけ4コマでさらにキャラを好きになり、カバーをめくったおまけに失笑するという。つまり全部がつまってます。そして隙間なく詰まってます。そのボリューミィなこと。

堪能中の堪能ですよ。こんな浸ることのできる物語(世界)はそうそうねえぞ。

もちろん2018年ベスト候補ですよ。4巻まで読んでて5巻読んでない人はいないだろうから、まったく読んでない人、5冊買って休みにガッと読むこと推奨。

あと、先日読んだ「私のカイロス」といい「ロッタレイン」といい。最終巻が分厚い作品は名作だな。そのジンクスがさらに強固になった。


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2018年02月18日

サマータイムレンダ 1 田中 靖規(集英社 ジャンプコミックス)


なんかで名前だけ知ってたんだよな。予備知識無しで読む。とってもおもしろい。
和歌山市の島が舞台。久しぶりに帰った主人公。幼馴染でひそかに愛していた同級生の死の報せを受けて。。そして怪事件に巻き込まれるわけです。
ヒロインが1話で死んでいるという意表をつく展開、そのあとさらに意表をつく展開が立て続けに起こる。
それでいて和歌山の島の空気、ミステリーの緊迫感、作り込まれたキャラ、散りばめられた謎、さらに増え続ける謎と、まったく先が読めなくて油断できない。

島のマンガというと、「ゴールデンゴールズ」なんてのもありますが、それとは雰囲気がちがうのがおもしろいですね。島の描き方がちがうというか。流れている空気もちがう。そういうのが味わえるというのは双方ともにいいマンガってことっすよ。どっちも島の必然性あるしな。もはや、ケータイがここまで普及してるので「不自由」になるロケーションって島しかないんだよね。そう考えるとホラー関連で島ってすげえ多いよね。

2巻期待。超期待。


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2018年02月17日

一度セックスするまで死ねない! 2 深海 魚(小学館 フラワーコミックスアルファ)


完結巻。研究所で働いてる30間際の主人公が死にかけることによって、一瞬思ったことが「セックスもしてないのに死ねない」ということだった。じゃあセックスしておこうかってことになり、同じ職場に適当な相手がみつかってあーだこーだしてるうちに相思相愛になったけど、まだセックスにたどり着けないので大変という1巻のあらすじから、2巻ではセックス成功しました。そして終わりました。シンプルですね。
本作はあらすじにそう突飛なことはないのでこれでもいいでしょ。

研究所で働いてる女性らしくていろいろなことが明後日の方向へ向かう研究になるところがミソで、「自分はセックスでエロい気持ちになれないから彼がその気になれなくて失敗するのではないか」と仮定して、それならって、ルンバやケータイを駆使して羽で自分をくすぐるマシーンを作ったりする。そういうのがおもしろいんだよな。でも、こうじゃなくても好かれよう好かれようって女性がいろいろと合わせてくる感じは愛おしいわねえ。男性がやると気持ち悪がられたりもするんだけど。

そのあとの短編2つもおもしろかったです。ちょっと意地悪だけど純情で一途な男性キャラばかリだなと思ったりもしました。


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2018年02月16日

わたしのカイロス 3 からあげたろう(新潮社 BUNCH COMICS)

わたしのカイロス 3 (BUNCH COMICS)
Posted with Amakuri at 2018.2.10
からあげたろう
新潮社

残念なことに最終巻。でも、極厚の3巻でかなり描ききられたのではないか。なんぼでも伸ばそうともできたのはあらゆる箇所の「すきま」から伺えるけど、それは本作が劇場映画化されてそれに合わせた作者自らのスピンオフ連載とかに期待しよう。かなりキレイに終わってるとは思うよ。

3巻ではもっともっと活躍がみたかったと思わせるキーマンであるアイリス三姉妹、、じゃなくてライオンロックさん。彼女の活躍の巻ではあります。美人でコロッセオの花形闘士。彼女に主人公が弟子入りするって展開っすよ。
まあアイリス三姉妹もとってもキュートだし、急にキレイドコロが増えてはなやかになった3巻ではありますね。

そしてラストへむかって突如アクセルをベタ踏みしての一気呵成の展開。アクションはちゃんと「死」があるしシビアな展開が多いのですごく活きている。そんな中でもギャグもかわいいもきちんと同居してるしな。そしてラストへの感動。ま、カイロスちゃんの存在が謎だったのでそこになにかあったのかもしれないなあって今ふと思ったけどまあしょうがない。すべての登場人物がすべてワケありなのは逆にシラケるよ。

いい話でした。作者の次回作に期待しましょう。


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2018年02月15日

からかい上手の高木さん 8 山本 崇一朗(小学館 ゲッサン少年サンデーコミックス)


先月今月と高木さん関連の本をどれだけ買っているんだよ。
ということでアニメもはじまりスピンオフもあったり(買ってないけどファンブックもある)、あまつさえも新連載もあったりで、ここしばらく鬼のような仕事をされてそうな山本師匠の「本家」も2ヶ月連続刊行です。
すさまじい仕事量ですが、それを感じさせないような牧歌的な風景と内容ですね。

アニメ版にはちょっと違和感ある。高木さんがかわいすぎるんだよね。中1で、なおかつ、西片くんには、すごくかわいくて可憐に映るとは思うけど、学年1の美少女ということではないんだよな。クラスでも上位とは思うけど万能で1位でみんなのあこがれのマドンナではない。それでもすごくかわいい。マンガはその「さじ加減」を描くことができているのがすばらしい。やせっぽっちの小さくて華奢な女の子だもんね。たまにその「小ささ」にハッとすることがある。そういうところも素晴らしくよく描けている。アニメは万能のお姫様っぽいときがあるんだよね。声も大きいのかな。両方、モノホンの中学生にやらせるってのもよかったかもしれない。

あとは間だよな。物語を進行させる間がすごい。こういうの丁寧に丁寧に描くのは「よつばと!」で本格的に「アリ」ってことになったんだろうけど、小学館はあだち充氏も得意だな。セリフのない表情だけ、風景だけで語るようなシーン。これをコマで区切れば時間経過など変化が起こり、マンガの「間」は生まれる。
8巻では「バレンタイン2」がすばらしい間。高木さんと西片くんがほぼ出てこない話ですが。

独自の空気はこの間によるものが大きいよな。あと前記のように超絶絵が上手いのと。「上手い」んだよ。
2つのスピンオフ、とくに「からかい上手の(元)高木さん」のほうはその間をかなり意欲的に取り入れようと研究されてるご様子。

アニメの聖地巡礼で知ったのですが香川県小豆島が舞台だそうで。8巻の雪の風景ってどうなんだろうとはちょっと思いましたが(四国も雪は降るらしい。愛媛にはスキー場もあるそうで)。それだからこそ西片くんのはしゃぎようが半端ないわけだな。


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2018年02月14日

からかい上手の(元)高木さん 2 稲葉 光史(小学館 ゲッサン少年サンデーコミックス)


「からかい上手の高木さん」の高木さんが西片姓になって子供もいるというスピンオフ2巻目。
1巻ではどことなくかたくてギクシャクしていた感じが非常になめらかになっていて驚いた。断然良くなった。
なにがいいかというと、山本師匠の描くところの本家と同じ空気と間を感じられるところだな。
あのマンガにおける間は、あだち充氏あたりともちょっとちがうけど、独特のわびさびがある。なかなか真似のできないところかと思ったら2巻ではかなりいい感じで肉薄。
表現力もグーンとあがったしなあ。娘をみて微笑む高木さんの顔なんて絶品だぜ。というか、ここはもしかしたら師匠超え?
あと、コーヒーのネタもよかった。もう西片くんをからかうのはライフワークになっているんだろうなあ。

ただお子様がよつばと!化してきたかなとも。そりゃまあ仕方ないところなのかな。


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2018年02月13日

恋に恋するユカリちゃん 1 寿々 ゆうま(小学館 ゲッサン少年サンデーコミックス)


おーう。先月今月とどんだけ高木さん関連の本を買ってるんだ。
これはアニメにも登場の高木さん西片くんのクラスメイトの3人のスピンオフ。作者自身も「明日は土曜日」でこの3人の活躍を2冊にはおさめてあるね。
それをもうちょっと「高木さん」のスピンオフらしく特化した感じ。
タイトルにあるユカリちゃんって眼鏡の学級委員が、すごく恋バナをしたい。高木さんと西片くんはつきあってるの?とかいいたい。でも、親友の2人はそういうことに全く興味ないお子ちゃま。それがはがゆいと。そういう図式。

1冊の間にどんどんと絵も話もこなれているのがわかっておもしろい。3人がだんだんと山本氏の借り物から自分のものになっていくというか、換骨奪胎感ある。それに関しては、同じスピンオフで同日2巻発売の「からかい上手の(元)高木さん」よりも強い。
あまりに恋に恋しすぎて親友の2人で百合の図式を投影するようになっているのが新味かねえ。

本作も山本師匠の「お手本」があるね。西片くんがついこないだまで小学生だったってノリのように、彼女らもまだ恋に目覚めきってない女子って境界の描き方が師匠と本作の寿々 ゆうま氏とはひと味ちがう(やや言語化しにくいところ)のが興味深い。


posted by すけきょう at 18:20| Comment(0) | コミック感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする